ゴボウ、松茸、ナマコ、ホヤ、海藻、タラコ、フグ、牛タン、生卵などの食材、納豆、こんにゃく、刺身、鍋料理は、日本人にとって深く考えることなく美味しく食べている食べ物です。そんな日本特有の美味しい食べ物ですが、海外の人にとっては食べられるのかどうか疑問に感じてしまうこともあるようです。日本と世界の国々の食文化や食生活の違いについて知っておくことも、海外の人と接するときにきっと役立ちます。
このほかにも日本人が何気なく食べているもので、海外の方が驚く食べ物は、まだまだたくさんあります。これらの食材や料理を海外に浸透させることで、美味しさを理解してもらえれば、食品メーカーなどにとって、新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません。
海外の人が驚く日本の食材
日本で普段食べている食材の中には、海外の人にとって驚くような食べ物がいくつかあります。
ゴボウは、多くの食物繊維が含まれており、健康維持に寄与ことは海外の人にも認知されつつあります。ただし、依然として食べ方が十分伝わっていないので、ゴボウ独特の香りやえぐみに抵抗があります。また、ゴボウを食している国は、アジアの一部地域のみでそれ以外の国ではほとんど見られません。
松茸は、日本では高級食材であるにも関わらず、海外の人にとってはあの香りが、あまり好まれません。韓国や中国などのアジア圏では食べられることもありますが、日本ほど貴重には扱われていません。
ナマコは、中国では漢方や薬膳料理にも使われるほどの食材ですが、見た目やそのぬめり、独特の風味のため、なかなか海外の人には受け入れられにくいようです。
ホヤは、日本国内においても珍しい食材ですが、ナマコ同様に見た目や独特の風味が、海外の人にとって受け入れられません。
海藻類は、寿司が広く認知されるようになったことで、特に海苔は身近になってきていますが、わかめや昆布はまだまだ食べ物として認識されていません。アジアではあまり珍しくありませんが、欧米ではあまり食べられません。
タラコ は、海外ではあまり魚卵を食べる文化がないことから、見た目や色が独特なため、気味が悪く感じる人がいます。さらに日本ではタラコを生で食べることもあるので、さらに驚きます。最近ではタラコを使ったパスタにハマる海外の人も多く、徐々に受け入れはじめているようです。
フグは、猛毒を持つことで知られています。猛毒により自身の生命が危機にさらされるような魚を食べなくても、日本には美味しい魚がたくさんあるのにもかかわらず、敢えてフグを食べる理由が海外の人には理解できないようです。一方、一度フグの美味しさを味わい、薄く切ってお皿に並べられた美しい盛り付けを見て、フグのとりこになる海外の人が多く見受けられます。
ある国では、牛タンは捨てられてしまう部位です。販売していたとしても、舌の形そのままで売られていることから、見た目で気持ちが悪いと思われています。牛肉は、海外では日本以上に食べられていますが、牛の舌を食べることには抵抗があります。
海外でも特に欧米は、食材を生で食べる習慣がないため必ず火を通します。卵も同様に生で食べることを想定していません。日本では、産みたての新鮮な卵を迅速に消費者に提供できるため、卵かけご飯など生で食べることができます。そのため、日本の卵の流通について十分理解できれば、海外の人も安心して生卵を食べられるかもしれません。
海外の人にとって食べ方が珍しい加工方法
納豆に特有のネバネバ感と独特のにおいは、海外の初めての人には受け入れがたいようです。特に海外の人は、納豆のネバネバ感よりもにおいが苦手です。しかし、納豆が大豆を原材料につくられることを知っている健康志向の海外の人は、納豆が体に良い食べ物だと分かっていることで、試す人が増えている傾向です。
こんにゃくは、もともと中国から伝わってきた食材で、食感が独特過ぎることから、なかなか受け入れられません。しかし、最近は低カロリーを活かしたこんにゃく麺などが欧米を中心に健康志向の人の注目を浴びています。
刺身は、和食ブームで抵抗は低くなりつつありますが、活造りや姿造りは残酷に見えるようで、あまり理解されません。イカなどの踊り食いも、生きたまま食べることが好まれません。
鍋料理はアジア圏では普通に見られますが、同じ料理をほかの人と箸でつついて食べるのが苦手な国もあります。基本的には、原材料の味をそのまま楽しめ、健康的で美味しいことから、需要はあるようです。特にすき焼きや寄せ鍋は広く好まれますが、モツ鍋などは好き嫌いが分かれます。
これらの食材や料理を海外に浸透させることで、美味しさを理解してもらえれば、食品メーカーなどにとって、新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません。
まとめ
ゴボウ、松茸、ナマコ、ホヤ、海藻、タラコ、フグ、牛タン、生卵などの食材、納豆、こんにゃく、刺身、鍋料理は、日本人にとって深く考えることなく美味しく食べている食べ物です。そんな日本特有の美味しい食べ物ですが、海外の人にとっては食べられるのかどうか疑問に感じてしまうこともあるようです。日本と世界の国々の食文化や食生活の違いについて知っておくことも、海外の人と接するときにきっと役立ちます。
このほかにも日本人が何気なく食べているもので、海外の方が驚く食べ物は、まだまだたくさんあります。これらの食材や料理を海外に浸透させることで、美味しさを理解してもらえれば、食品メーカーなどにとって、新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません。
