【きっとできる】忍び寄る肥満の恐怖と生活習慣の改善方法

食品による健康サポート
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健康診断結果に衝撃を受けたことはありませんか?

 会社で衛生管理者に選任されると年1回の社員の健康診断結果に目をとおし、異常の所見があると診断された社員については、就業上の措置をどうするかに関して、産業医などの医師に意見を聴きます。

 この健康診断結果には、肥満度やBMI値、標準体重、体脂肪率の結果と適正な範囲が記載されており、あまりの乖離に衝撃を受けたことはありませんか?この結果をもとに肥満となれば、生活習慣の改善を促すことになります。

 BMI値は、体格指数(body mass index)と呼ばれ、キログラムで表した体重をメートルで表した身長の2乗で割って得られる値で、基準値は22とされています。BMI値が、25を超えると肥満です。

BMI判定
18.5未満低体重
18.5以上25未満普通体重
25以上30未満肥満(1度)
30以上35未満肥満(2度)
35以上40未満肥満(3度)
40以上肥満(4度)

肥満の恐怖

 ご存知のとおり、肥満は万病のもとといわれ、多くの病気をまねく原因となります。年齢とともに筋肉量が減り、体を支える力が弱くなってきた場合、肥満が加わることで、骨や関節への負担が増加し、腰痛などの関節障害を起こしやすくなります。また、痛風や脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、がんをまねく可能性も高まります。

 肥満は、体内に脂肪が過剰に蓄積していることも意味しています。内臓の周りに蓄積する内臓脂肪は、インスリンというホルモンの働きを阻害する物質や血圧を上昇させる物質、コレステロールを高める物質を放出し、糖尿病や高血圧、脂質異常症になりやすくなります。さらには、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めることにつながります。

 肥満にはこれほどのリスクがあるからといって、恐怖心に駆られ、いきなり過度なダイエットをはじめると、体調不良になるなど、かえって健康を害してしまうこともあります。肥満の解消のために、やみくもに体重を減らせばいいということではありません。

 肥満の解消には、どの程度減量すべきなのかを、健康診断結果は示しています。この健康診断結果をもとに目標となる体重を設定し、適切な方法で生活習慣を改善しながら、健康的な減量を目指すことが重要です。

肥満になる原因

 肥満の最大の原因は、食べすぎと運動不足です。食事から摂取するエネルギーが、日常の活動と基礎代謝で使用される消費エネルギーよりも多くなれば、余ったエネルギーは脂肪として蓄積されることになります。この他に脂肪が蓄積しやすい夜に大量に食べること、甘いものや油ものの摂取量が多いことなど食べ方の問題も影響しています。

生活習慣の改善方法

 90歳以上の長生きの人は、肥満が少ないという特長があります。健康長寿の秘訣は、規則正しくバランスのとれた食事とのことです。

1日3食を規則正しく食べる

 朝食、昼食、夕食を規則正しく食べることで、血糖値の急上昇が抑えられ、脂肪を蓄積しにくくなります。朝食を食べないと体内のリズムが崩れ、脳へエネルギーがいき届かなくなり、からだが飢餓状態に陥ることで、食べたものを蓄積しやすい状況になります。

バランスを考えて食べる

 主食、主菜、副菜、汁物をバランスよく食べます。麺やパンのみだと炭水化物中心となり、体の構成成分となるたんぱく質(肉や魚、卵、大豆、乳製品)や、体の調子を整えるビタミン、ミネラル、食物繊維が不足することになります。

寝る2~3時間前までに食事をとる

 寝る前に食事をとることで、脂肪が体内に蓄積されやすくなります。特に夜の10時以降は、体に脂肪を溜め込もうとするたんぱく質の分泌が活発になります。

野菜やきのこ、海藻を積極的に食べる

 野菜やきのこ、海藻は、カロリーが低く、食物繊維が多いため、満腹感を得やすくなります。目安は1日350gです。

腹八分目に留める

 お腹いっぱい食べると糖質や脂質の摂取量も必然的に多くなり、カロリー過多となります。

間食はほどほどにする

 お菓子類は基本的に高カロリーとなるため、適量を摂取します。目安はおにぎり1個分程度となる200kcalです。午後3時前後は、太りにくい時間とされています。また、飲み物は糖質を含まないお茶や水などが好ましいです。

まとめ

 健康診断結果により、自身の肥満の状況を把握した上で、肥満が引き起こす病気のリスクを理解し、食事などの生活習慣を改善することが、健康的な体への近道です。肥満だからといって、安易に食事を制限したダイエットをするのではなく、できそうなところから、長期的にバランスのとれた食事を摂取することを心がけましょう。そうすることでおのずと理想的な体になります。

 それでも具体的に何をしたら良いかわからない方に向けて、食べ過ぎや太りすぎを改善するための製品が、さまざまな食品メーカーから市販されています。今までをふり返れば、どのようなことが原因で肥満となってしましったかが見えてきます。原因となった食事の一部をまずはこのような製品に置き換えて、試してみることもひとつの方法です。

※お試しとその行動から得られる納得感

 最近は効果を実感してもらうために、低額でお試しができることが増えています。大きな負担なく気軽に試すことができるので、気になるときは体験してみることもありです。体験して納得できれば、継続することや友人などにも紹介することで喜ばれます。まずは最初の行動です。行動しなければ、何も変わりません。行動することが何よりも一番の近道です。効果に満足できなければ、その知見をもとに、納得して次回は別のものを試すことができます。

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 夕食のおかずに枝豆や豆腐、野菜や海藻などのサラダを毎日加え、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維を十分に摂取し、ご飯などの糖質を減らしてもいいかもしれません。

 食品メーカーで製品開発を担っている私は、毎日のようにラーメンなどの新製品の試食を繰り返しています。そのためか一時期は適正な体重より12キロも太ってしまい、仕事柄しかたがないと考えていました。そこに健康診断結果を叩きつけられ、これではまずい、健康が維持できないと覚悟を決め、できるところから行動に移しました。今ではBMI値22.1となり、すこぶる調子がいいです。

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