【トロピカル】世界3大フルーツ

食品
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世界3大フルーツ概要

 世界3大フルーツ は、「マンゴー」、「マンゴスチン」、「チェリモヤ」です。
 マンゴーは、さまざまな産地や品種があり、世界では500種類前後のマンゴーが存在しているといわれています。マンゴーは東南アジアやメキシコ、ブラジル、オーストラリアなどを中心に温かい地域で栽培されています。日本国内の産地は、沖縄県や宮崎県、鹿児島県です。国内産マンゴーの多くは、アーウィン種のアップルマンゴーです。果実は450g前後の卵形で、果皮がリンゴのように赤く染まります。果肉はオレンジ色で、果汁を多く含んでいてなめらかな食感があり、甘味の中に適度な酸味を有する濃厚な味わいです。特に自然落下させて収穫する完熟マンゴーは甘味が強く、品質が高く評価されています。
 マンゴスチンは、タイやフィリピン、インドネシア、マレーシアなどで栽培されており、中でもタイはその栽培条件から世界一のマンゴスチンの生産量を誇っています。マンゴスチンは、果物の女王ともいわれています。
 チェリモヤは、アメリカや南米をはじめ、台湾やオーストラリア、ニュージーランドなどで生産されています。チェリモヤは、バニラアイスのような風味があり、森のアイスクリームといわれる緑色の果実です。

世界3大フルーツ各論

マンゴー

 ウルシ科マンゴー属のマンゴーの国産品の旬は、盛夏の7~8月です。大きく分けるとフィリピン産のカラバオ種のイエローマンゴーと、メキシコ産や国産のアーウィン種のアップルマンゴーがあります。カラバオ種のイエローマンゴーは、クセが少なく、甘くてジューシーな味わいです。スーパーなどで一般的に売られているのは、その大半がこのイエローマンゴーになります。

 一方、沖縄や宮崎、鹿児島で生産されているアップルマンゴーは、大型で肉厚です。高級フルーツとして扱われ、贈答用としても人気です。

 甘くて濃厚なマンゴーは、生で食べることはもちろん、飲料やドライフルーツ、プリン、アイスクリームなどにも加工され、食卓に並びます。

 マンゴーは、β-カロテンやビタミンCなどを豊富に含んでいます。マンゴーは、常温で完熟になるまで待つ期間が必要となり、β-カロテンは完熟すると含有量が増加します。β-カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは、皮膚のうるおいを保持して乾燥を防いだり、目や口、のどの粘膜を強化する働きがあります。ビタミンCは、抗酸化作用をはじめ、体内のコラーゲンの合成に関与します。

マンゴスチン

 オトギリソウ科フクギ属のマンゴスチンは、5~8月が旬となり、上品な甘さとほのかな酸味のバランスに優れクリーミーで、口当たりがよく、香りが芳醇なため、果物の女王と称されています。果実は直径5~7cmほどで、外側は赤紫色でかたい皮に覆われ、果肉はライチのような乳白色で、みかんやにんにくのように複数個に分かれています。

 マンゴスチンはマレー半島原産です。高温多湿の熱帯気候を好み、東南アジアでは古くから栽培されていますが、日本では気候などの関係で栽培に適さず、タイなどから輸入されます。しかしながら、日持ちが非常に悪く生鮮果実は、産地のタイ国内などでないとなかなか食べることができませんでした。そのため、以前は植物検疫法の関係もあり、冷凍品に限られていましたが、殺菌及び殺虫のための蒸熱処理工程の確立や物流システムなどの進歩もあり、出回るようになりました。

 マンゴスチンは花を咲かせますが、花粉がつくられません。そのため、繁殖はこの不定胚により行われます。植物の細胞を特定の条件で培養することで、受精胚と同様の構造をした不定胚ができます。不定胚は、 受精胚と同様に芽や根が成長します。このことから、世界中で栽培されているマンゴスチンは同一品種であると考えられています。

チェリモヤ

 バンレイシ科バンレイシ属のチェリモヤの原産地は、南米のペルーやエクアドルで、主に亜熱帯気候の標高1000 ~2000mの涼しい高地で栽培されています。

 直径10 ~15cm程でウロコのような外見からは想像できませんが、森のアイスクリームともいわれる果肉は、甘さの中にわずかに酸味を有し、濃厚でクリーミーな味わいで、食感は柔らかく、バニラアイスに似た風味があります。

 チェリモヤは、追熟前の緑色の外皮が茶色あるいは黒く熟さないうちに食べると青臭く、熟し過ぎると果肉の白さを失って茶褐色になります。ほのかに甘い香りがするようになると食べ頃です。リンゴのように芯があるのでその部分を取り除き、スプーンですくって食べます。

 日本には主にアメリカのカリフォルニア産などの輸入品が出回っており、旬は12~6月です。一部国内でも栽培が行われています。

まとめ

 世界3大フルーツ は、「マンゴー」、「マンゴスチン」、「チェリモヤ」です。

 ウルシ科マンゴー属のマンゴーの国産品の旬は、盛夏の7~8月です。大きく分けるとフィリピン産のカラバオ種のイエローマンゴーと、メキシコ産や国産のアーウィン種のアップルマンゴーがあります。沖縄や宮崎、鹿児島で生産されているアップルマンゴーは、大型で肉厚です。高級フルーツとして扱われ、贈答用としても人気です。甘くて濃厚なマンゴーは、生で食べることはもちろん、飲料やドライフルーツ、プリン、アイスクリームなどにも加工され、食卓に並びます。

 オトギリソウ科フクギ属のマンゴスチンは、5~8月が旬となり、上品な甘さとほのかな酸味のバランスに優れクリーミーで、口当たりがよく、香りが芳醇なため、果物の女王と称されています。マンゴスチンはマレー半島原産で、高温多湿の熱帯気候を好み、タイなどから輸入されます。

 バンレイシ科バンレイシ属のチェリモヤの原産地は、南米のペルーやエクアドルで、主に亜熱帯気候の標高1000 ~2000mの涼しい高地で栽培されています。直径10 ~15cm程でウロコのような皮に覆われ、森のアイスクリームともいわれる果肉は、甘さの中にわずかに酸味を有し、濃厚でクリーミーな味わいで、食感は柔らかく、バニラアイスに似た風味があります。

 贈答用や家庭用に世界3大フルーツはいかがでしょうか。

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