【やっぱり】加工食品に対する誤解

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加工食品とは

 食品表示法によると食品は、「加工食品」、「生鮮食品」、「添加物」の3つに区分されます。

加工食品

 製造又は加工された飲食物として別に定めるものをいう。

生鮮食品

 加工食品及び添加物以外の飲食物として別に定めるものをいう。

  例)米穀   収穫後選別、水洗い等を行ったもの並びに単に混合したもの

  例)肉類   単に切断、薄切りしたもの並びに単に冷蔵及び冷凍したもの

添加物

 食品衛生法第4条第2項に規定するものをいう。

 加工食品とは、食品になんらかの加工を施したものであり、菓子や冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品など多岐にわたります。食品の多くは長期間保存することができないため、品質の保持を目的として、さまざまな方法を用いて食品を加工しています。味や香りなどの嗜好性を高めるだけではなく、簡便性を図ることも目的のひとつです。

加工食品の種類

 加工食品の種類は、米粉、タピオカでんぷん、コーヒー製品、香辛料、麺類、パン粉、豆腐、納豆、砂糖、みそ、しょうゆ、ソース、水産加工品、肉加工品、乳加工品、野菜加工品、果実加工品、油脂食品、嗜好食品、調味料、菓子類、冷凍食品、レトルト、缶詰、びん詰め食品、インスタント食品など多岐にわたります。最近は、時間的かつ経済的な理由で冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品の利用が増えています。

 これらの加工食品は、食品の製造工程中での味や香りの低減をカバーするため、調味料や食品添加物などで補うこともあります。調理済みの加工食品は手軽で、安価といった利点もありますが、頻度が高くなるとエネルギーや脂質、食塩の過剰摂取につながるといった問題点もあります。

 食生活のなかで適切に使用することが重要です。

加工食品のイメージ

 ある消費者動向調査によると加工食品に対するイメージは、ネガティブな回答が多く8割の方々が、なんらかの不安を持っているという結果です。不安の要因は、食品添加物、遺伝子組み換え、原産地・原産国表示となります。

 食品添加物の目的は、味や香りの付与、ビタミンやミネラルといった栄養補給、品質保持、食品の製造です。安全性と有効性を科学的に評価し、厚生労働大臣が認めたものだけが食品添加物として使用できます。パッケージに添加物不使用、無添加と書かれているだけで、体にいい食品と誤解してしまうかもしれません。食品添加物が入った食品より無添加食品の方が安全という科学的な根拠はありません。食品添加物は体に良くない危険なものと決め付けてしまっているのかもしれません。逆に無添加をうたう食品ほど安全性についての科学的な評価がなされていないことも考えられます。

 遺伝子組み換えとは、ある作物にほかの作物の遺伝子を組み込み、気候や害虫、薬品への耐性や品質の向上といった性質持たせることです。これは昔から行われてきた品種改良も含まれます。ただし、品種改良の場合、人間が遺伝子に直接手を加えることはありません。

 また、国内で製造されるすべての加工食品に原料の原産地の表示を義務付ける新たな表示制度が2017年9月より始まっています。製品中に最も多く使われた原料の原産地を表示することになります。

 食品添加物情報や原産地情報を提供することが、加工食品に対する不安解消の一助となるかもしれません。

加工食品の加工方法と意味

 加工食品メーカーの加工方法を家庭での料理方法で表現すると、以下のようになります。大がかりな装置を使って大量に加工しているだけで、家庭のキッチンで行うこととあまり変わりません。

・加熱

・乾燥

・浸漬

・粉砕

・加圧

・燻製

・混合

 加工食品メーカーは、食品を美味しくする、食べやすくする、微生物の活動を抑制し保存性を高める、運搬性を高めるといった意味でこのような加工を行っています。

まとめ

 食生活に占める加工食品の割合は増加傾向にあり、製品ラインアップも多種多様化しています。加工食品とは、食品になんらかの加工を施したものです。品質の保持、味や香りといった嗜好性の向上、簡便性の向上が主な目的です。製品は冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品、みそ、しょう油、ソース、豆腐、納豆など多岐にわたります。加工食品の外装には、原材料名や内容量、期限表示、保存方法が明記されています。これらの情報を活用し、適切な加工食品を選んで、バランスの良い食事による健康維持を図りましょう。

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